碁盤の銘盤の条件

(1)碁盤の素材

 他木材<公孫樹、桂<本榧(日向産榧>地榧>中国産榧)
 碁盤は、本榧(ほんかや)が高級な素材とされ他の材質と比べ美しさは格別である。  桂盤も安価な盤として普及しているが色がくすみ美しさでは榧に劣る。近年新榧と 呼ばれる海外から輸入される安い素材があるが、国産本榧と比べると目が粗くいい素 材が少ない。

本榧の銘盤
(2)原木からの碁盤の木取り位置

 板目(木裏面>木表面)<追い柾<天柾<天地柾<四方柾)

 本格趣向のについては、吉田碁盤店のホームページに碁盤についての画像付きで蘊蓄が記載されてますので参考にするといいでしょう。吉田碁盤店の碁盤は、太刀盛りによる漆の目盛りの美しさが有名です。品質の良さはもちろん、経年による修繕もしっかり行なってくれます。近年売りっぱなしする碁盤屋が多い中、信頼のできる数少ないお店でしょう。気をつけたいのが近年増えている安い碁盤です。海外から輸入した未乾燥の碁盤があるので注意が必要です(その分価格は安いのですが、リスクが高くなります)。通常盤は10年程度乾燥させますが、倉庫代や商品サイクルを早めるため未乾燥のまま売っているのです。数年経って碁盤が反ってしまったり割れても後の祭り。決して安くない買い物ですし、長年に渡って使っていきたいもの。だから信頼のできるお店から購入するのが安心でしょう。

3.碁盤の目盛りによる評価

 前述した1、2はご存知の方も多いかと思いますが、目盛りについての評価をご存知ない方はいるかもしれません。というのも碁盤の目盛りの機械化が多くなりました。しかし機械による作りでは漆の高さが安定していないので盤としての評判は大きく落ちます。購入の際にははっきり聞きましょう。特に安い碁盤を扱っている業者は100%それでしょう。機械化されているから安いのです。機械化の特徴としては目盛りの線が太く漆に光沢がありません。そして碁石が綺麗に乗りません。高級碁盤と見比べて見るとはっきり違いがわかります。逆に一本一本手作業で目盛りを入れている盤は高く評価されています。これを見抜くには多くの盤を見る経験が必要ですが、歴史のある盤屋さんから購入するのが安心だと思います。

4.碁盤の脚の評価

 目盛り同様に碁盤の脚の機械化も増えてきました。手作りの脚が使われている碁盤が評価され、機械脚なら価値は半値以下になります。機械脚はあくまで実用盤というところでしょう。昔は全て職人さんにより手作りの脚だったのですが、企業の碁盤業界への参入により安い中国産榧が輸入されて一気に広まりました。当然新規参入企業に職人はいませんから機械で作られました。機械で作られた脚はどれも同じ形をしているので脚に特徴がありません。手作りの脚は、盤に合わせて大きさ、色合い、形が職人のセンスにより変わります。最高の碁盤を作るには手作りしかないという職人の理想形を画いた信念が込められているのです。中には悪意のある業者が途中まで機械で作り、途中から手作りした脚を「手作り」としている業者もあります。ネットオークションを利用するとき高額の場合は、機械か手作りか明記されていなければ質問した方がいいかもしれません。また安い碁盤(30万以下)は機械脚と納得して購入した方が無難です。現物を見てご購入する場合は、戦前から続いている盤屋さんから購入するのが一番安心だと思います。

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武宮九段の揮毫のある銘盤